松崎ゴールドラベルは本店のあるビルの中のアトリエで職人が縫製しています。これから、職人の豆知識やこだわりなどのコラムを発信していきますので宜しくお願い致します。
今、私たちはSANPINO Activeというラインのバージョンアップに挑戦しています。
例えば、下の写真のジャケットは”TALLIA DI DELFNO”ウール100%のとても柔らかい紡毛を使用しています。
ほとんどの松崎のジャケットは毛芯を使用しています(毛芯とはジャケットの成形性と保形性を高める副資材です)。軽量化を追求していくと、よりふさわしい副資材がないかと探求や工夫をしています。
代わりに接着芯を使用するのも一案ですが、それではせっかくの本来の生地の風合いが、接着芯を貼るプレスの重みで損なわれてしまいます。そこで極限まで毛芯を薄くすることで、張りもあり柔らかさもあるジャケットを仕立て上げることが出来ました。
見返し部分も生地と毛芯が何枚も重なるので毛芯を梳いて薄くしています。
品質をあげるために小さなことまでも工夫を凝らし、お客様に満足していただけるように研究を続けています。
111年続く歴史を守りながらも新しい事に挑戦し、これからもより一層邁進していきます。
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