歴史の長い松崎では下記のようなものが残っています。
1936年(昭和11年)に洋装研究社から松崎が引き継いで発刊した「洋装研究」です。
その後、「テイラア」「テイラー」と名前を変える専門誌は、創業者・松崎助治郎の志の高さを物語っています。
記事内容は型紙(パターン)の紹介がメインです。
毎月発刊され、各号でファッション提案をしています。挿絵もカラー印刷され、今の雑誌と比べてもかなりのクオリティを誇ります。
驚きはスーツだけではなく、ゴルフスタイル、海辺のモードまでも網羅していること。また、女性服や男女の髪型までも紹介されています。
さらには今と同じような街でのスナップ写真も掲載しており、「国際港神戸の横顔」「銀座の流行」「ファッション速報」などの記事が紙面を飾っています。
「洋服物語」や「映画女優」など小説、経営アドバイスまで読めるという、当時でも先進的で画期的なライフスタイルマガジンであることがわかります。
今後、素敵な紙面を切り取って皆様にご紹介できたらと思います。
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